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写真・文/岩崎量示
ひと昔前と比べると飛躍的に知られるようになったとはいえ、知る人ぞ知るというポジションにはまだ距離がありそうなタウシュベツ川橋梁。
20年近く撮りつづけていると、「これはもう二度と見られない」と思うような場面に出会うこともあります。
今の時代、SNSで見て楽しんでもらえれば良さそうなものですが、できれば手元に長くとどめてほしくなるような写真が撮れることも、稀ですがあるものです。
2020年に撮影した一枚は、まさにそんな場面でした。
写真/文:岩崎量示
10年前の今日もタウシュベツ川橋梁を撮っていました。
その頃もまた、翌年には崩れるだろうと思いながら通いつづけていたものです。
5年、10年、そしてもうすぐ20年。固い意志によって、というよりは、そうしたものがなかったからこそ、撮りつづけてこられたのではないだろうか。
乗りかかった、というよりはもう乗ってしまった舟のうえで、今はそのようなことを考えています。