先日の羅臼にて。
背後の山に日が沈み、国後島に向かって影が伸びていきます。
沈みかけの太陽が照らす流氷ライン。
海岸線ぎりぎりまで山が迫るこの土地では、民家も海岸間近に
並んでいます。地元の人たちがいつも眺めているであろう
風景にカメラを向けているとおじさんが声をかけてきました。
「こんなところに撮るものなんてないべ」
「いやいやいや・・・いいところじゃないですか」
こういう時、デジカメのモニターは便利です。
3分後、二人は並んでカメラを構えていたのでした。