<ネットショップのお知らせ>
今年4月の写真展に合わせて700冊限定で制作した
ZINE『タウシュベツ拾遺』は、残り250冊ほどとなりました。
ネットショップとひがし大雪自然ガイドセンターで取扱い中です。
売り切れ次第販売終了となります。
5月後半の雨の少ない期間が続いている。
雪解け水も落ち着いてきたので、橋が水没するのは
まだしばらく先のことになりそうだ。
まとまった降水にはならないものの、
たまには雨が降ることもある。この日、
明け方のにわか雨に虹が架かった。
アーチ橋をまたぐアーチの構図は
年に数回現れるかどうか。ラッキーな朝となった。
好天が続き、山の残雪も日毎に少なくなっていく。
タウシュベツ川の流れも、もう歩いて渡れるほどに。
中に詰め込まれた石にも隙間が目立ち始め、
タウシュベツ川橋梁に鳥が巣を作っているようだ。
近づくと警戒して鳴き声を立てる。
この時期は朝晩の気温差が大きい。
前夜の雨に湿った森から
雲が立ち昇る。
夏至が近づくにつれて夜明けが早くなり、
早朝に落ちる影も濃さを増していく。
次の夏も同じ形で残っているのかどうか。
風化の進む橋脚部分。
月明かりに浮かび上がる橋梁。
11連のアーチを完全な形で見られるのもあとわずかだろうか。
空のきれいな十勝でも、
本当に澄んだ空の日は一年でも数えるほど。
初夏のある日、そんな空を見られることがある。
昨年に続いて、湖底が草に覆われ始めた。
水没するのと、緑に染まるのとどちらが先か。
上昇を続けていた糠平湖の水位は
5月下旬になって少しずつ下がり始めた。
今後どのように推移するのか、なかなか予想が付かない。