写真展『タウシュベツ拾遺』
2016年2月17日(水)~22日(月)
10時~19時、会期中無休、入場無料
https://www.facebook.com/events/1725160874383911/
北海道札幌市・新さっぽろギャラリー
※17日(水)、21日(日)、22日(月)作家在廊予定
糠平湖の水位が低い傾向は続き、2月初めにはもうタウシュベツ川橋梁の半分ほどが姿を現していた。
冷え込みの厳しいこの時期、晴れた夜には星空が見事だ。
アーチの中に流星が一つ落ちた。
この写真は2月17日から開催の個展で展示する予定だ。
水位とともに低下する氷が橋を削る。
氷の下から現れる橋脚の劣化は、だいぶ進んでいるようだ。
立春を過ぎると、日射しの強さを実感することがある。
気温はまだまだ低いものの、影は濃くなってきたようだ。
この日は久しぶりに雪が積もった。
2月にしては珍しい湿った大粒の雪。
ここ数年、天候や曜日に関わらず、橋を訪れる人は多い。
雪の降った翌日は、やはり強い風が吹いた。
2月も半ばとなり、タウシュベツ川橋梁はほぼ全体が湖上に現れた。
湖底では沢に沿って氷が落ち込み始めた。
なんの前触れもなく崩落する氷に、毎年神経を使う。
割れた氷の断面を覗きこむと、不思議な光景を見つけることも。
2月の半ばに雨が降った。
気温が上がり、霧が森を包む。
雨後のタケノコならぬキノコ氷。
湖底に立ち並ぶ様相はやはり不思議な光景だ。