写真/文:岩崎量示
10年前の今日もタウシュベツ川橋梁を撮っていました。
その頃もまた、翌年には崩れるだろうと思いながら通いつづけていたものです。
5年、10年、そしてもうすぐ20年。固い意志によって、というよりは、そうしたものがなかったからこそ、撮りつづけてこられたのではないだろうか。
乗りかかった、というよりはもう乗ってしまった舟のうえで、今はそのようなことを考えています。
自作のフォトムービーに、ピアニストの石井彰さんが曲を付けてくれたこちらの作品。
たまに見返しては、ながく撮りつづけてきた日々を肯定してもらえたような気分になっています。