写真・文:岩崎量示
そろそろ雪の季節に入る北海道です。
十勝にある自宅の辺りでは、先ほどから湿った雪が降り始めました。まだ積もるほどではなさそうですが、灰色の空から落ちてくる雪を眺めていると、これから本番に向かう冬に身が引きしまる思いになります。
移り住んで20年近く経っても、半年ぶりに戻って来た冬に足を踏み入れるこの時期には、新鮮な楽しさがあります。待っていました。
4年前、ちょうどコロナ禍に見舞われていた年の今頃を振り返ってみると、やはり雪が降り積もっていたようです。
世の中が大きく動揺する中で、僕自身は落ち着いていたのかどうか、今となっては記憶もあいまいですがタウシュベツの撮影は変わらずに続けていました。世界が終わるかどうかはともかく、マルティン・ルターがりんごの木を植えるなら、こちらはタウシュベツの写真を撮っておきたい。
そうして撮っていたものを、すっかりコロナ禍も落ち着いた2024年も終わるころにお披露目できるのは幸せです。
本日の映像は、Youtube「タウシュベツChannel」のアーカイブより。2020年11月21日撮影の、雪降る中のタウシュベツ川橋梁です。
この年に撮影した同じく雪景色の中のタウシュベツ川橋梁を額装した写真を期間限定で販売しています。
オフィス・シロ オンラインショップ(ご注文受付は11月23日まで)