写真・文:岩崎量示
糠平湖の水位が下がりつづけています。
いったんは水没間近まで沈んだタウシュベツ川橋梁も、アーチの一部が水上に出てきました。
この水位はひと月ほど前とほぼ同じで、記録的な低水位だった昨年同時期よりもさらに低いものです。
近くで見たとしたら、10月末に撮影したこちらの写真のような状況でしょうか。
先日開催した企画展「Behind The Scene」の会場には、過去5年間の糠平湖の水位変化をまとめたグラフを用意しました。
これまでとは異なる今年の水位の移り変わり。今後このまま水位低下がつづくのか、それともどこかの時点で下げ止まるのか。やはり予想が難しいところです。
もし冬にかけて水位が下がりつづけた場合には、糠平湖上への立ち入り可能期間が1月末頃で終わりとなる可能性があります。
2月以降にタウシュベツ川橋梁まで足を運べるかどうか、現時点で黄色信号が灯っています。
こちらの図録はオンラインショップ(年内は12月25日まで発送対応)でお求めいただけます。
まだ氷が張る兆しのない糠平湖ですが、山の気温は、早朝で氷点下10℃ほどまで下がる日が増えてきました。
もうすぐ、日中の気温も氷点下から上がらない真冬日がつづく本格的な冬が始まります。