写真・文:岩崎量示
そんな言葉があるのかないのか分かりませんが、湖が凍っていくこの時期をとくに「結氷シーズン」と呼びたくなります。
一年のうちでも2週間あるかどうかという短い期間。ここ数日はその佳境に差しかかっているようです。
今朝、鏡のように凪いだ湖面にいつの間にか氷が浮かび、朝の日射しを反射していました。太陽が昇り、またその熱で氷の表面が解けるので、眺めているわずかなうちにも湖の表情は変わっていきます。
足もとには、白い霜の花が咲いた冬枯れの草。これもまた、厳寒期にはあまり見られなくなる光景です。
湖の結氷は一様には進みません。
タウシュベツ川橋梁周辺は早い時期に凍ったため、数日前に降った雪ですでに真っ白な湖面になりました。
湖面全体が氷に覆われると終わる結氷シーズン。今後の冷え込み次第で前後しますが、今年は残り1週間ほどでしょうか。