写真・文:岩崎量示
The English translation follows after the Japanese text.
強く風が吹く朝に湖上へ。気温はおよそ-5℃、この時期としては暖かく感じるはずの気温ですが、やはり風に当たるとだいぶ寒く感じます。
雪の積もった湖面にはシュカブラ(=skovla)。ノルウェー語を語源とするシュカブラとは、厳しい冷え込みと強い風とで作られる波状の雪紋を意味する山岳用語です。北欧の山岳地帯にも匹敵する環境ならではの光景が一面に広がる模様はなかなかの壮観でした。
シュカブラの波の向こうに立つタウシュベツ川橋梁は、もう半分以上が氷上に現れました。糠平湖の水位は低い状態がつづいています。今朝の時点で、例外的に低水位だった昨シーズンの1月半ば過ぎ、2023年の2月半ばと同水準になっていることからも、いかに水位低下が早く進んでいるかがうかがえます。
今シーズンの湖上立ち入り期間の終了まで、そろそろカウントダウンが始まりそうです。
さて、オンラインショップでは本日正午から、額装写真の限定販売を開始しました。ご用意したのは、昨年の個展に向けて制作した作品の一部です。それぞれ1点ずつとなっていますので、品切れの際にはご容赦ください。
また、昨年クラウドファンディングにて『タウシュベツ日誌 第9号』制作プロジェクトにご支援くださったみなさまには割引クーポンをお送りしています。READYFORに登録されているメールアドレス、またはご登録のアカウント宛てのメッセージをご確認ください。
I headed to the lake this morning as strong winds blew. The temperature was around -5°C, which should feel warm for this season, yet the wind made it feel significantly colder.
The snow-covered lake surface was adorned with "skovla," a term derived from Norwegian that refers to wave-like snow patterns formed by harsh cold and strong winds. The sight, reminiscent of Nordic mountainous regions, spread magnificently across the landscape.
Beyond the waves of skovla, the Taushubetsu Bridge has already emerged more than halfway above the ice. The water level in Lake Nukabira remains low. As of this morning, it matched the exceptionally low levels of mid-January last season and mid-February 2023, indicating a rapid decline in water levels.
It seems the countdown to the end of this season’s lake access is about to begin.