タウシュベツ日誌 第0号
著者:岩崎 量示
出版:2020年4月4日
サイズ:A4変形(24cm×21cm)
ページ:全56ページ(カラー)
価格:2000円(税込、送料別)
著者の岩崎量示は埼玉県出身。2005年に北海道・糠平(現在のぬかびら源泉郷)に移り住み、以来、タウシュベツ川橋梁の記録を続けてきました。撮り始めてから15年となる2020年。節目の年に合わせて刊行を開始したのが『タウシュベツ日誌』シリーズです。写真展や写真集で発表を続けてきた岩崎が、膨大な数に上る写真ストックのさらなる発表の場を求めて創刊したものです。
タウシュベツ川橋梁は、北海道の大雪山国立公園に残るコンクリートアーチ橋です。この橋は、1937年に鉄道橋として建設されました。現在は1年のうちに水没と出現とを繰り返しながら崩落へと向かっています。時期によっては水面下に沈んで見えないことから、また、近い将来の崩落で失われることが予想されることから、「幻の橋」の別名を持ちます。
半年に一度、そのタウシュベツ川橋梁の直近半年間の姿をまとめることが本シリーズの目的です。第一作目となる本作には、2019年9月から2020年2月までのタウシュベツ川橋梁の写真を収めました。水鏡に映り込むめがね橋、結氷した氷を下から突き破るように姿を現すタウシュベツなどに加え、過去のストックからの写真も含めおよそ40点の写真で構成しています。
現在もつづく『タウシュベツ日誌』シリーズの試作本が、この『第0号』です。
制作の背景は以下のクラウドファンディングのプロジェクトページに詳しい記載があります。