11年02月

11年02月 · 02/28/2011
日が沈み、辺りが暗くなりはじめる頃、 タウシュベツ川橋梁を取り巻く森が震え始めました。 空を埋めるのは、無数に、としか形容しようのないほどの数のカラス。 共鳴する鳴き声が空気の振動となって伝わってきます。 やがて夜の帳がすっかり降りてしまうと、 再び辺りは静寂に包まれたのでした。

11年02月 · 02/28/2011
シャーベット状の波がうねる流氷の海。 たえまなく揺らめく風景の一点に佇むのは 一羽のオオワシでした。 今シーズンの流氷期間は長く、まだ楽しめているそうです。

11年02月 · 02/20/2011
黒々とした森から舞い上がる雪。 モノクロの世界、が形容詞ではなく、 目の前に立ち現れるのが北国の冬。 あと一週間もすれば、たぶん春の兆しがはっきりと 分かるようになるであろうこの時期、一週間ほど 北を離れて街に出てきます。

11年02月 · 02/19/2011
タウシュベツ川橋梁の下を流れる沢・タウシュベツ。 糠平湖の水位が下がり、雪解けが進むと、徐々にこの 流れが現れてきます。いわば目に見える春の兆し。 氷の下に隠れた沢筋は分かりにくく、今朝はうっかり 一か所を踏み抜いてしまいました。スノーシューは こういうときに役に立ちます。 今朝も気温は-15℃近くまで冷え込みましたが、...

11年02月 · 02/18/2011
先日の羅臼にて。 背後の山に日が沈み、国後島に向かって影が伸びていきます。 沈みかけの太陽が照らす流氷ライン。 海岸線ぎりぎりまで山が迫るこの土地では、民家も海岸間近に 並んでいます。地元の人たちがいつも眺めているであろう 風景にカメラを向けているとおじさんが声をかけてきました。 「こんなところに撮るものなんてないべ」...

11年02月 · 02/17/2011
午後になって雪が降り始めました。 こんな日のタウシュベツ川橋梁はとても静かで、 ときおり聞こえるのは氷の割れる音とカラスの鳴き声だけ。 深々と降る雪が辺りを包むと、半径数キロ圏内に 自分一人しかいないことが実感でき、なんとなく 贅沢な気分になるのでした。

11年02月 · 02/17/2011
細かな流氷が波となって海岸に打ち寄せます。

11年02月 · 02/16/2011
流氷を撮りに知床へ行ってきました。 いくつか撮っておきたい被写体があったのですが、 そのうちの一つが流氷上のワシ。 撮影ポイントとしてよく知られている 羅臼の港を訪れると、そこにはオオワシとカモメとカラスと オジロワシが飛び交っていました。豪華なのかどうか よく分からない不思議な光景です。

11年02月 · 02/13/2011
厚手の手袋を付けていても指先が凍えるほどの 寒さはもう来ないのだろうか。 1シーズンに数度は、びっくりするほど気温の低い日が あるものだけれど、 この冬はそういうこともなく終わりそうです。 樹の裂ける音をほとんど聞かない冬は何か物足りない。

11年02月 · 02/12/2011
三連休の中日ということもあってか、 今日のタウシュベツ川橋梁には大勢の人たちが訪れていました。 夜や明け方など、ふだん、人の気配のない時間に行くことの 多い場所なので、どこを見ても人がいる景色は逆に新鮮です。

さらに表示する